鎌倉三十三観音巡り「光明寺・蓮乗院・千手院」
5月7日(日) GWの鎌倉は大混雑なので敬遠し、鎌倉散策を自粛(?)していましたが、
材木座にある「光明寺寺宝展」が5月7日までだったのを思い出し、混雑覚悟で出掛ける。
さすが鶴岡八幡宮や小町通りは、大勢の観光客で溢れておりましたが、光明寺まで来ると
駅前の混雑が噓のように静かな境内でした。見上げると首が疲れる(?)ほどの壮大な
門がある浄土宗大本山の「光明寺」。山門の「天照山」の扁額は、後花園天皇の直筆と
伝えられる。また後土御門天皇より関東総本山の称号を受け勅願所に定められる。
「十夜法要」も勅許され、以来念仏法要が盛大に行われているお寺。開基が四代執権
北条経時で、開山然阿良忠(記主禅師)で1234年に創建された。第十八番札所
江戸時代には徳川幕府により「関東十八檀林の筆頭になり、学問と修行の中心となる。
本日まで「光明寺 寺宝展」が開かれており、「国宝 当麻曼荼羅縁起絵巻」の写本を
ゆっくりと鑑賞することが出きた。(江戸時代 第十一代徳川家斉公の時代の作品)
天平時代「横佩の大臣の娘が、極楽浄土に旅立つことを祈って曼荼羅を織り上げ、その
願いが叶うというもので紙を縦につないだ画面に特徴がある。
国重要文化財の大殿(百本柱のお堂として有名)にて本尊の阿弥陀如来を初めにお詣り、
次に今回の目的である如意輪観音をお詣りする。回廊より小堀遠州風の浄土庭園の
「記主庭園」を、眺める。夏には、見事な大賀ハスが咲く庭園です。
庭園と反対側の回廊からは、「三尊五祖の石庭」を貸し切り状態で眺める。案内板を
読みながら、浄土宗の教えの流れを表現している石庭を鑑賞すると心が落ち着く。
鎌倉三十三観音札所の第19番「蓮乗院」は、十一面観音が祀られており海岸に近い
境内は潮の香りがします。光明寺の開山良忠上人が落慶までの間、蓮乗院に居住した
事から、光明寺に入山する新住職は蓮乗院に入ってから光明寺へ向かうと、教わった事を
思い出す。第二十番札所の「千手院」は、先手観世音様を祀り光明寺の左手にある寺。
元々は光明寺の僧坊と伝えられる。材木座海岸の側なので、サーフボードを脇に抱え
ちょっと気になる碑。高倉健 蓮華化生の墓碑が、光明寺の門の脇にあるのを見かける。
高さは、主演した台本の高さ(205本)になっていると、案内に書いてある。
最後に材木座海岸まで降りて行ったが、話題になっている「赤潮」は見えませんでした。
« 寄り道散歩でバラ園へ | トップページ | 茅ヶ崎美術館で「自転車の世紀展」を、ワクワク鑑賞 »
「ぶらり鎌倉散策」カテゴリの記事
- 鎌倉三十三観音巡り(第16番九品寺・第17番補陀落寺)(2017.08.20)
- 明月院で今年(2017)もアジサイ鑑賞(2017.06.10)
- 鎌倉三十三観音札所巡り「東慶寺・瑞泉寺」(2017.06.06)
- 東慶寺本堂裏の清楚なイワガラミ(2017.06.01)
- 鎌倉三十三観音巡り「光明寺・蓮乗院・千手院」(2017.05.13)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1606066/70505598
この記事へのトラックバック一覧です: 鎌倉三十三観音巡り「光明寺・蓮乗院・千手院」:
つい先日、GW連休中の鎌倉・江ノ電の大混雑を放送していましたが
今はかなり落ち着いたようですね。
以前光明寺へは訪れた記憶があり懐かしく拝読しました。
国宝展も見られ良かったですね。
高倉健はあの俳優の高倉健さんのお墓?なのでしょうか
私は大ファンでした。
投稿: あすか | 2017年5月13日 (土) 18時35分
あすかさん:
流石にGWの最終日は、人出も思ったほど少なかったです。
お蔭でゆっくり光明寺の本殿や境内を散策で来ました。
こちらの重厚感あふれる山門にも本日は、上がることが出来ましたが
前に登ったことがあったので今回はパスしました。
実は高所恐怖症なので急な階段を上り下りが怖いのです。
あの高倉健さんのお墓ではなく「碑」のようです。
投稿: セロリさん | 2017年5月13日 (土) 20時58分
古都鎌倉、「光明寺」は未知の寺院ですが写真を拝見すれば凄い山門ですね。
浄土宗大本山だけのことはあります。
鎌倉三十三観音巡りの十九番、二十番と巡られ、心も身体も清清しiい気持ちになられたことと思います。
ご朱印も頂き、充実した1日となりましたね。
好いですね~ 観音めぐり。
投稿: country walker | 2017年5月15日 (月) 20時49分
鎌倉三十三観音巡り 一時中断していたのを又再開しました。
納経をしながらお詣りすると、日ごろのアタフタ生活を忘れる様に
穏やかな気持ちになれます。
浄土宗大本山光明寺は、鎌倉のお寺の中でも海岸の側場からでしょうか
いつお詣りに行っても、明るく開放的な感じのお寺です。
境内の脇をサーフボードを抱えた人が行き来するお寺も珍しですよね。
投稿: セロリさん | 2017年5月17日 (水) 07時48分